医療連携の考え方
数ある病院診療所の機能・役割は同じでなく、それぞれ特徴を持っています。それぞれの特色を活かしながら連携を行い、最適な医療を受けられるよう、お手伝いすることが当センターでの地域医療連携の役割と考えております。
医療連携の実際について
人間ドックや健康診断の結果、「要精密検査」や「要治療」の判定だった方のうち、ただちに専門の医療機関を受診する必要があると判断された場合、ご本人の希望をうかがいながら、専門の医療機関を紹介したり、受診予約を取り、スムーズに検査や治療が受けられるよう、積極的に連携を進めています。
連携による予約の対象となる疾患
●がんなどが疑われ、早急に検査を受ける必要性がある方
●腎・尿管結石や胆石等で、現在症状がなくてもこれから急激な痛みが出る可能性がある方
●肺炎、気胸、出血性胃潰瘍・穿孔などですぐに治療を開始する必要がある方
●血液検査で高度な異常が見られ、重大な疾病が考えられる方
医療連携の流れ

医療連携によるメリット
●総合病院などの200床以上の医療機関を受診される場合、診療情報提供書がないと、初診時に初回診療選定療養費が請求されます。(医療機関によって名称、金額は異なります。)
医療連携を利用することによって、請求されません。
●検査の重複を防ぐことが出来ます。
●初診時の受付がスムーズになります。
●予約可能な医療機関を受診される場合、待ち時間や診断までの期間短縮に役立っています。
紹介状と診療情報提供書の違い
紹介状を持参することで、紹介理由が医療機関に伝わり、スムーズに検査や診察を受けることが出来ますが、概ね200床以上の医療機関を受診される場合、紹介状とは別に診療情報提供書が必要となります。
紹介状について

しかし、200床以上の医療機関を受診される場合、医療機関提出資料(紹介状)とは別に、診療情報提供書が必要となります。
診療情報提供書がない場合は、初回診療選定療養費が請求される場合があります。
診療情報提供書について
